集団の中での個への支援

LDの学力の困難さを考えた場合、その子どもの認知の特性を考慮した指導方法や教材の選択が大切になってきます。

何よりも重要なのは、学び方に特徴のあることを、通級による指導を担当する教員だけはなく、通常の学級の教員や、学年の先生方しいては学校全体で共通に理解し支援して行くことです。
ここでは、クラスの中でのLD児への配慮として考えられる一般的な指導ポイントを考えてみます。

 

 

 1.板書時の工夫

整理して書くだけではなく黒板の大きさや自分の立ち位置も考慮します。  不要な掲示物の除去にも配慮しましょう。

 

 

 2.視写時の工夫

書き写すことが苦手な子どもの場合は、線を引いた部分のみを写したり、ワークシート等を準備して穴あきの箇所のみを写したりして、書き写す量に配慮し、考える時間を確保します。聞く時間と書き写す時間を分けることで理解が進む子どもたちもいます。

 3.集中時間の設定

集中力の持続に課題がある児童生徒のために、いくつかの部分に授業の展開を分けます。また、集中が途切れたり、課題が早く終了してしまったりしたときのために、個別に取り組めるプリントも難易度に応じて複数準備しておきます。そのほかヒントカードの準備などもあると理解の手助けとなります。

 4.発表時の工夫

刺激の多い窓際やオープンスペースに面した廊下側を避けるなど、集中しやすい環境を確保します。また、教師が個別に指示をしやすい位置に座らせるなどの工夫も有効です。

 6.情報の提示の方法

言葉で言われるよりも、目で見て分かる情報のほうが理解しやすい子どもたちもいます。分かりやすく簡潔な言葉を使い、授業のポイントや作業の手順を視覚情報を添えて説明することも理解を助ける有効な手立てとなります。

一人一人の特性をよく見極め、発達障害を抱える子ども達を集団の中での支援ができるように工夫することは、支援が必要な子どものみではなく、すべての子どもたちに分かりやすい授業につながると言えるでしょう。