米国のユニバーサルデザイン(UDL)

UDLとは?

米国マサチューセッツの非営利団体(CAST: Center for Applied Special Technology)の創始者であるRose&Meyer (2002)によれば、「ユニーバーサルとは、誰に対しても一つの最適な解決策があることではなく、個々の学習者のユニークな性質と違いに対して、調整する必要性に気づき、学習者にぴったりの学習経験を創造し、彼らの進歩する能力を最大化することを目指」し、そのため、「異なった背景や学習スタイル、能力や能力障害のある個人にもアクセスでき、適切になるよう教育課程は代替方法を含むべき」と述べています。(写真Photo courtesy of CAST, © CAST, 2012)

「一つのやり方がすべての学習者にぴったりと合うことはない」

 

CASTの提唱するUDLでは、包括的教育計画の最初の段階から、カリキュラム、学習環境、評価のすべてについて、多様な学習者を前提にしてデザインするように進めています。

 

「一つのやり方がすべての学習者にぴったりと合うことはない」には、脳科学、認知社会学習理論、マルチプルインテリジェンス理論と学習の好みなどが検討されています。


たとえば、紙に印刷した文字のフォーマットは変更や調整が難しいですが、デジタル教材でしたら文字の大きさや色を変更したり、音声を加えることなどが容易にできます。絵やサイン文字を用いたり、読み上げ機能を使うことで、それを必要とする生徒の理解の助けとなります。

 

参考:納富恵子(2015)「米国の学びのユニバーサルデザインUDL」『LD、ADHD&ASD』7月号, p.8-11.

 

学びのユニバーサルデザインガイドライン(Ver.1 & 2)

CASTはこれまでにUDLガイドラインのバージョン1と2を作成/公開しています。

PDFファイルは以下で入手可能です。

UDL情報センター http://www.andante-nishiogi.com/udl/