LDとは

LDLearning Disorders/Learning Disabilities:学習障害)とは、基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力の習得と使用に著しい困難を示す、様々な障害をさす状態をいいます。

(文部省における定義:
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm

 

LDの種類

  • 読字障害(ディスレクシア)
    文字を読む能力に障害があり、よく似た文字が理解できなかったり、文章を読んでいるとどこを読んでいるのかわからなくなってしまったり、字を読むと頭痛がしてくる、逆さに読んでしまう、読んでも内容が理解できないなどの症状があります。
  • 書字障害(ディスグラフィア)
    学習障害の文字を書くことに困難を示す症状です。黒板の文字を書き写すのが難しかったり、鏡字を書いてしまったり、作文が書けない、読点が理解できないなどの症状があります。
  • 算数障害(ディスカリキュリア)
    →数字や記号を理解・認識できない、簡単な計算が出来ない(指を使わなければできない)、繰り上がりや繰り下がりが理解できない、数の大小の理解が困難などの症状があります。

http://dditoguchi.jp/c01what-ld.html

 

ディスレクシアの特徴

  • よく似た文字の区別ができない。(あ・お、ぬ・め、の・め、 q・d、b・p、w・mなど)
  • どの行を読んでいるのかわからなくなり、飛ばして読むことが多い。
  • 字を飛ばして読む
  • 単語の中の文字を取り違えたり、反対から読む。
  • 短い単語が読めない。(ロゴ読みで読む→図として認識するため)
  • 読むのが遅い。
  • 読字で頭痛がする。
  • 内容が理解できない。

 

ディスグラフィアの特徴

  • 鏡文字
  • 書字、視写できない。(読字障害との関係もある)
  • 聞き写しができない。
  • 読点が使えない。
  • 作文が書けない。

 

ディスカリキュリアの特徴

  • 数の大小がわからない。
  • 簡単な計算でも指を使う。
  • ケアレスミスが多い。
  • 繰り上がり、繰り下がりがわからない。

http://homepage3.nifty.com/aries/dic-ld1.html

 

 

言語性LD タイプ

  • 読み書きやことばの発達の部分に問題がでる。
  • 聴覚からの情報処理の部分に弱さがある。
  • ウエックスラーとK-ABC(知能テスト)では
    言語性<動作性  継次処理<同時処理 の特徴がある。
  • 作文、論理的思考といった言語操作の部分で困難なことが多い。 

http://homepage3.nifty.com/aries/dic-ld1.html

 

非言語性LD タイプ

・位置感覚、方向感覚などの視空間認知に弱さがある。
・協調運動の障害があり、不器用で日常生活動作がスムーズにいかない。
・ウエックスラーとK-ABC(知能テスト)では 
 言語性>動作性  継次処理>同時処理 の特徴がある。

・算数の量的理解、図形の問題の理解が困難なことが多い。
・体育、図工が苦手。

http://homepage3.nifty.com/aries/dic-ld1.html

 

LDへの教育的支援

  1. 体験 (例:電車が好きな子は駅名で漢字学習)
  2. 意味づけ (例:「さんずい」は、水に関係ある漢字)
  3. 言語化 (例:「親」=木の上で立って見ている親)
  4. 視覚的手がかり (例:漢字を絵に表す。「/(スラッシュ)を入れる」
  5. 視覚―運動系の問題への支援
    (例:指先、眼球の訓練、目と手の協応訓練、黄色いフィルターにかける)
  6. 集中しやすい環境にする
    (例:色画用紙で枠を作って2-3行だけ見える様にする)

    【参考 指導に関する情報 学習支援】 

~学習指導のコツ~

学習方法は一つではない

耳と目、両方の手掛かりを

子どもに合わせた目標設定

 

(鳥居深雪:脳からわかる発達障害)

参考図書・リンク

鳥居深雪:脳からわかる発達障害 子供たちの「生きづらさ」を理解するために、中央法規,2011

http://homepage3.nifty.com/aries/dic-ld1.html

http://dditoguchi.jp/c01what-ld.html

http://www.mdd-forum.net/ld.html

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm